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雲曰、陽曰

雲が云う
「この生き方は、形を変え続けているから瞬間次第なのだよ」

太陽が云う
「そんな!また明日も同じことをできるよ」

雲が云う
「君は毎日くるくる滞りなく同じことの繰り返しだからだ」

太陽が云う
「でもたまに君たちに視界を奪われて邪魔をされるんだが、たいしたことはない」

雲が云う
「邪魔をしているのがどっちだか。その時、こちらは背中が熱くてたまらないさ」

太陽が云う
「君は走っているのか、それとも泳いでいるのか」

雲が云う
「風次第でどうにもなるんだ」

太陽が云う
「そうか。こちらは風次第でどうこうということはないな」

雲が云う
「君をうごかす力はなんだ」

太陽が云う
「なんか押して引っ張ってつられていくような感覚だ」

雲が云う
「それじゃ、お互い様じゃないか」

太陽が云う
「なぜだ」

雲が云う
「僕ら結局見えないものの影響を受けていることに変わりないんだよ」


その日、太陽と雲は同じ方向に去っていった
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